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トップページとは?構成の作り方や意識すべきポイントを解説

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トップページは、Webサイトの第一印象を決める大切な要素です。どんなに内容が充実していても、トップページで「何のサイトか」「自分に関係があるか」が伝わらなければ、すぐに離脱されてしまいます。

本記事では、トップページの役割・構成・作り方のポイントをわかりやすく解説し、ユーザーを惹きつけるページ作りのヒントを紹介します。

トップページとは?


まずは、トップページの基本から整理していきましょう。

階層構造の最上位のページのこと

トップページとは、Webサイトの階層構造の最上位に位置するページです。ユーザーが最初に目にする場所として、サイトの概要を簡潔に伝えたり、目的のページへ自然に導いたりする役割を担います。

第一印象を左右する重要なページであることから、情報の整理や導線設計、視認性の高いデザインを意識することが欠かせません。

「TOP」と「HOME」の違い

トップページを表す言葉には「TOP」や「HOME」がありますが、これは言語や文化の違いによるものです。

日本ではサイト全体をホームページ、入口のページをトップページと呼ぶのが一般的です。一方、英語圏ではサイト全体をwebsite、最初のページをhome pageと呼びます。海外ユーザーが多い場合は、表記の使い分けを意識しておくと安心です。

トップページが担う3つの重要な役割

トップページには、サイト全体の概要を伝え、訪問者を目的のページへ導き、さらに最新情報を知らせるという3つの重要な役割があります。

役割1:サイト全体の概要を伝える

ユーザーは「このサイトに自分が求める情報がありそうか」をトップページで判断します。そのため、企業の説明やサービス概要、実績などを簡潔に示し、サイトの全体像を把握できるようにしておくことが重要です。情報が整理されていると、ユーザーは安心してサイト内を回遊できます。

役割2:訪問者を目的のページへ導く

トップページは、ユーザーを目的のページへ自然に導く「ナビゲーション」の役割も担います。初めての訪問者にはサービス紹介ページ、採用情報を知りたい人には採用ページというように、目的に応じたリンクを設けることでスムーズに誘導できます。ユーザーが迷うことなく必要な情報へ進めるようにするためには、適切な導線設計が欠かせません。

役割3:最新の情報を知らせる

ユーザーの目に最も触れやすいトップページは、企業の最新情報やお知らせを発信する場所でもあります。新商品リリース、イベント情報、キャンペーン、プレスリリースなどを掲載することで、企業の活動状況をタイムリーに伝えられます。

また、更新性を保つことで「このサイトは今も運営されている」という安心感を与え、信頼性の向上にも効果的です。

トップページを構成する基本的な5つの要素


トップページは、主に「ヘッダー」「グローバルナビ」「メインビジュアル」「コンテンツ」「フッター」の5つの要素で構成されています。

ヘッダー

ヘッダーは、サイトの一番上に位置する部分です。企業のロゴや電話番号、問い合わせフォームへのリンクなど、信頼性や行動につながる情報を配置することが一般的です。ロゴはブランドの認識につながり、電話番号や問い合わせフォームはユーザーがすぐにアクションを起こせる要素として役立ちます。

グローバルナビゲーション

グローバルナビゲーションは、サイト全体で共通表示されるメニューのことで、主要なページへ案内する「サイトの案内板」の役割を持ちます。サービス紹介や事例、資料請求、お問い合わせなどのリンクを一覧化しておくことで、ユーザーは目的の情報にすぐアクセスできます。

ただし、メニュー数が多すぎると視認性が下がるため、必要な項目に絞って配置することが重要です。

メインビジュアル

メインビジュアルは、トップページのファーストビュー(スクロールせずに表示される最初の画面)にあたる部分で、ユーザーの第一印象を決める重要な要素です。キャッチコピーや画像を使って「何を提供するサイトなのか」を直感的に伝え、ブランドイメージを印象づけます。

企業の強みやサービス内容が視覚的に伝わるように設計すると、次のアクションにもつながります。

コンテンツ

コンテンツとは、Webサイトやサービスが提供する情報、つまり「内容」そのものです。トップページではその中から重要な情報を抜粋し、要点を分かりやすく見せることが大切です。

コンテンツの内容を選ぶ際は、ユーザーが「最初に知りたいこと」「次に知りたいこと」を基準に優先順位を決めると、自然な流れで情報を理解してもらえます。

フッター

フッターはページの最下部にあるエリアで、企業情報や問い合わせ先、プライバシーポリシーなどをまとめて掲載します。信頼性を補強するだけでなく、問い合わせや資料請求などのCTAを配置することで、最後に行動を促す役割も果たします。

トップページ作成で避けるべき失敗例

トップページ作成では、陥りやすい失敗がいくつかあります。ここでは、主な失敗例を3つ紹介します。

情報を詰め込みすぎて分かりにくい

情報量が多いトップページは一見良さそうに見えますが、ユーザーが読むべき内容が判断できずに離脱してしまう可能性があります。トップページですべてを伝える必要はありません。目的に応じて情報を整理し、詳細は下層ページに掲載するようメリハリをつけることが大切です。

知りたい情報への導線がない

どのページに情報があるのか分からない状態では、ユーザーは必要な情報に辿り着けません。探すことにストレスを感じると離脱につながるため、トップページでは導線を明確に示しておくことが重要です。

レスポンシブデザインになっていない

レスポンシブデザインとは、パソコンやスマートフォン、タブレットなど、閲覧する端末の画面サイズに応じてレイアウトを自動で調整する設計手法です。

文字が小さかったり画像が画面からはみ出してしまったりすると、閲覧のしづらさにつながり、ユーザーの滞在が続きません。どの端末から閲覧してもスムーズに読めるよう、操作性と見やすさを考慮したデザインが求められます。

魅力的なトップページを作るための5つのポイント

魅力的なトップページを作るには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。ここでは、その中でも特に重要な5つのポイントを紹介します。

ポイント1:伝えたい情報を絞り込み簡潔にまとめる

トップページでは、伝えたい情報を厳選して短くまとめることが重要です。ファーストビューではキャッチコピーや要点のみを掲載し、詳細は下層ページで説明する構成にすると、自然な回遊につながります。

ポイント2:スマートフォンでの見やすさを最優先する

現在はスマートフォンからのアクセスが主流です。そのため、縦スクロール中心のレイアウトや、片手操作でもタップしやすいボタンサイズなど、スマートフォンでの見やすさを最優先します。スマホで快適に閲覧できるサイトは離脱を防ぎ、滞在時間の向上にもつながります。

ポイント3:ページの表示速度を最適化する

トップページの表示速度が遅いと、ユーザーが離脱しやすくなるだけでなく、SEOの評価にも影響します。特に画像の容量は読み込み速度を左右するため注意が必要です。高画質にこだわりすぎず、72dpi程度の解像度や画像圧縮ツールを活用し、容量を調整しておくと効果的です。

ポイント4:ユーザーが迷わない導線設計を心掛ける

導線設計では、「ユーザーが次に何をしたいか」を想定しながら配置することが大切です。サービス説明の後に事例や料金プランを配置するなど、自然な流れで情報がつながる構成にすると、次のアクションに進みやすくなります。必要に応じて、サイトマップやパンくずリストを設置しておくのもおすすめです。

ポイント5:サイト全体でデザインの統一感を出す

トップページでは、色・フォント・余白・ボタンの形などのデザイン要素を統一することで、ユーザーに安心感を与えることができます。

あらかじめブランドカラーや使用フォント、ボタンサイズなどのルールを決めておけば、デザインだけでなく、メッセージにも一貫性を持たせることが可能です。統一感のあるデザインは、サイト全体の信頼性向上につながり、魅力的なトップページの土台にもなります。

まとめ

トップページは、情報の整理や導線設計、スマホ対応、デザインの統一などを意識することで、ユーザーにとって使いやすく、魅力的なページにすることができます。 自社サイトの印象はもちろん、アクセス数やコンバージョンにも影響する重要な要素のため、まずはトップページの見直しから始めてみるのが効果的です。 目的に応じた導線設計やデザイン改善にお悩みの場合は、ぜひお気軽にご相談ください。