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不動産ポータルサイトの制作方法は?必要な機能や費用について解説

portal site

不動産ポータルサイトは、ユーザーと物件をつなぐ重要なツールです。自社での制作を検討する企業も増えています。制作にあたり、どのような機能が必要なのか、費用はどのくらいかかるのかなどを把握しておくこと安心です。

この記事では、不動産ポータルサイトを制作する際に知っておきたい機能や制作にかかる費用について、わかりやすく解説します。

不動産ポータルサイトとは?

不動産ポータルサイトとは、さまざま不動産情報をまとめ、ユーザーに提供するサイトのことです。

ユーザーは、エリアや価格、間取り、設備といった希望条件で物件を検索でき、ニーズに合った物件を効率的に探し出せます。

一方、運営側はユーザーのニーズを把握しやすくなったり、効率的な物件提案や集客につなげられたりといったメリットを得られます。

不動産ポータルサイトは、物件を探すユーザーだけでなく、情報を提供する運営者にもメリットがあるサービスです。

不動産ポータルサイトの収益モデル

不動産ポータルサイトの収益モデルは、大きく分けて3種類あります。

広告型とは、サイト内に関連企業の広告を掲載し、広告料を得る仕組みを指します。これに対し、掲載課金型とは、物件情報を掲載する際に、不動産会社から掲載料を得る仕組みです。成功報酬型とは、ユーザーからの問い合わせや資料請求といった反響があった場合に、成果報酬を得る仕組みです。

多くの不動産ポータルサイトは、複数の収益モデルを組み合わせて、安定した収益を実現しています。

不動産ポータルサイトに必要な機能

不動産ポータルサイトに必要な機能を解説します。

ユーザー向けの機能

まずはユーザー向けの機能から見ていきましょう。

物件検索

物件検索機能とは、ユーザーが希望条件に合った物件をスムーズに探すための仕組みです。間取りや家賃、築年数など、さまざまな条件を指定することで、膨大な物件情報の中から自分に合ったものを効率よく絞り込めます。

物件一覧・詳細

物件一覧機能では、検索結果が一覧形式で表示されます。ユーザーは、その中から気になる物件を選び、詳細情報を確認できます。

お気に入り登録・物件管理

お気に入り登録機能は、気になる物件を「保存」し、あとから簡単に再確認できるようにする仕組みです。カテゴリー分けや複数の物件を比較できる機能など、物件を管理することで、より自分に合った物件を見つけやすくなります。

お問い合わせ

問い合わせ機能は、住居の空き状況や内見予約、質問など、ユーザーと運営側者をつなぐ窓口です。

運営者向け機能

続いて、運営者向け機能を紹介します。

物件登録・編集・削除

物件登録・編集・削除は、ポータルサイトに掲載する物件を管理するための基本的な機能です。内容を編集・削除することで、物件情報を常に最新の状態に保てます。

物件管理機能

物件管理機能とは、前述した登録・編集・削除を含む、広い意味での管理全般を指します。物件情報の一括入稿やアクセス数の分析など、煩雑な管理業務を一元管理できるため、業務の効率化や情報の正確性確保に大きく貢献します。

入金管理

入金管理機能とは、不動産ポータルサイトの収益となる、不動産会社からの支払い状況を確認・管理するための機能です。

お問い合わせ管理

お問い合わせ管理機能とは、ユーザーからの問い合わせを管理する機能です。問い合わせ内容や過去の履歴などを確認することで、迅速な対応が可能となり、満足度の向上や効率的な運営の実現につながります。

ユーザー管理

ユーザー管理機能とは、サイトの会員情報を管理できる仕組みです。サイト内の利用履歴や一斉メール配信、利用状況の分析などが行えます。ユーザーのニーズ把握や経営戦略にも役立ちます。

オプション機能

あると便利なオプション機能を紹介します。

外部ツールとの連携

SNSやカレンダーなどの外部ツールとの連携機能は、サイトの利便性を高めるうえで有効です。ただし、必要のない連携を増やしすぎると、操作が複雑になり、かえって使いにくくなるため注意しましょう。

ブログ・コラム

ブログ・コラムの機能は、検索流入の増加やサイトの信頼性向上が期待できます。最新の不動産情報や実用的な知識を提供することで、検索された際にサイトが見つかりやすくなり、訪問数や問い合わせ数の増加が期待できます。

多言語対応

多言語対応機能とは、コンテンツを複数の言語で表示できるようにする仕組みです。日本に在留する外国人は年々増加傾向にあり、今後も労働力不足を補うために外国人労働者の受け入れが加速すると見込まれています。新たな顧客層の獲得に有効な機能です。

不動産ポータルサイト制作にかかる費用

不動産ポータルサイト制作にかかる費用は、依頼する制作会社やプラン、サイトの規模などによって異なります。

株式会社エムズの場合、基本的な機能のみを備えたライトプランの費用は150万円〜です。ポータルサイトに必要な機能が含まれていますが、カスタマイズの範囲やサポートの範囲は必要最低限となっています。一方、要件定義から最終調整フェーズ調整までが含まれたフルスクラッチプランの場合、費用は600万円〜です。

サイトの目的や規模に応じて費用は大きく変動するため、最適なプランを選択することが重要です。 詳しい費用については料金表をご覧ください。

不動産ポータルサイトの制作費を抑えるポイント

不動産ポータルサイトの制作費を抑えるために知っておきたい、4つのポイントを解説します。

相見積もりを取る

相見積もりを取り、複数社の費用を比較検討すると、無駄な費用を抑える選択ができます。検討する際は、費用だけでなく、実績やサポート体制なども含めて、総合的に判断しましょう。

要望や仕様を具体的に制作会社とすり合わせる

要望や仕様については、制作会社と具体的にすり合わせることが大切です。曖昧な依頼は、不要な機能追加や修正を招き、結果的に制作費が膨らむ原因になります。

自社で更新できる仕組みにする

更新作業は外部への委託も可能ですが、コストと時間がかかります。自社で更新できる仕組みをしておくと、費用を抑えられるだけでなく、リアルタイムでの情報更新も可能となり、サイトの鮮度や信頼性も高められます。

デザイン費用を抑える

デザインにこだわりすぎると費用が膨らむケースがあります。デザイン費用を抑えるためにも、まずテンプレートを活用したり、必要最低限のデザインに抑えたりすることをおすすめします。

不動産ポータルサイト制作のポイント

不動産ポータルサイトを制作する際に押さえておきたい、重要なポイントについて解説します。

既存の競合サイトとの差別化

不動産ポータルサイトは、既存の競合サイトとの差別化が必要です。なぜなら、不動産ポータルサイトに掲載される物件情報は、他サイトと類似しているケースが多く見られるからです。他サイトにはない情報を付加するといった工夫で、独自性を高めましょう。

サイトの使い勝手を向上させる

使い勝手の悪いサイトは、希望する物件情報にたどり着けず、離脱率の増加や問い合わせ数の減少につながる可能性があります。検索のしやすさや読み込みスピードなど、ユーザー目線での操作性向上を目指しましょう。

集客のための営業戦略を立てる

いくら優れたサイトを作成しても、ユーザーが訪れなければその価値は発揮されません。サイトに集客するためには、効果的な営業戦略が不可欠です。SEO対策や広告、SNSの利用など、ターゲット層に合わせた戦略が、サイト成功の鍵となります。

不動産ポータルサイトの制作事例

不動産ポータルサイトの制作事例を紹介します。どのようなサイトがあるのかを知ることで、自社サイトの要件設定やデザイン構成の参考になります。

R-STORE

R-STOREは、デザイナーズ、リノベーション、DIY可能など、スタッフが厳選した個性的な物件を紹介する不動産ポータルサイトです。実店舗はなく、主に自社のWEBサイトとアプリを通じて物件情報を発信しています。基本情報に加え、物件の良い点・悪い点、住み手の立場にたったスタッフの感想など、さまざまな視点からの情報が掲載されており、物件選びの参考になります。

いい部屋ネット

いい部屋ネットは、全国の賃貸物件を幅広く掲載している不動産ポータルサイトです。「ネット無料の物件」「ペット可(相談可)の物件」など、さまざまなこだわり条件から賃貸物件を検索できます。そのほかにも、AIによるピッタリ街診断やチャット機能など、便利なサービスも充実しています。

三井のリハウス

三井のリハウスは、売買・賃貸仲介で38年連続国内No.1の実績を誇る三井不動産リアルティが運営する不動産ポータルサイトです。豊富な物件情報と信頼性の高いサポート体制が特徴です。個人向けの賃貸物件だけでなく、投資用不動産や企業不動産など、事業用物件にも対応しています。

エイブル

エイブルは、全国800店舗以上の規模で展開する賃貸仲介大手企業です。自社で運営する不動産ポータルサイトでは、主に賃貸物件を扱っています。仲介手数料の割引や学生のためのお部屋探しサイト「進学応援部」など、さまざま独自のサービスを提供しています。内見から契約まで、オンラインで完結することも可能です。

アパマンショップ

アパマンショップは、賃貸住宅仲介業店舗数No.1を誇る、日本最大級の賃貸仲介チェーンです。WEB上のポータルサイトに加え、公式アプリも展開しています。物件検索はもちろん、、実店舗への来店日時の予約やスタッフの指名もでき、店舗とオンラインの両方を活用して部屋探しができるのが特徴です。

まとめ

不動産ポータルサイト制作に関する機能や費用について解説しました。さまざまな機能がありますが、大切なのは自社の目的や規模に見合ったものを選ぶことです。

不動産ポータルサイトの制作にお悩みの際は、ぜひご相談ください。​1000サイト以上のポータル・マッチングを構築した豊富な経験とSEO手法、最新のWEB技術を活かし、構築から運営までをサポートをさせていただきます。