ポータルサイトのモバイルファーストについて
数年前の2015年に誕生した言葉ですが、出来た当時はまだパソコンでインターネットを利用するのが主流の時代でした。それが年々変化し、現在ではスマホでインターネットをするのがむしろ当たり前になってきています。
Googleが2019年にモバイルファーストで作ることを推奨してからはPCよりもスマホ特化でポータルサイトをつくるのが当たり前になってきています。
パソコンとスマホの最も大きな違いはその画面の大きさです。物理的な解像度こそはパソコンに引けを取らないスマホですが、もしパソコンと同じピクセルサイズで文字を出したら、虫眼鏡を使わないと読めないような文字になってしまいます。
モバイルファーストとは、文字通りスマホを優先したサイト構築のことをいいますが、ざっくりいうと以下のようなところがポイントになってまいります。
- 通信環境が悪くても快適にサイトが閲覧できること(つまりサイトが軽いこと)。
- ボタンが指でクリックできるくらいの大きさになっていること。
- 文字が読みやすい大きさや感覚で配置されていること。
- 指で操作しやすいUIになっていること。
またタブレットはスマホの仲間か、パソコンの仲間かという質問が時々ありますが、正確にはどちらでもない。というのが正解かと思います。パソコンは横長の画面が多いので、どちらかというと横幅は広めにとりますが、タブレットは縦にして利用するのが一般的なので縦長です。パソコンほど横幅はないが、スマホほど狭くないというのが正しい解釈なので、厳密にはパソコンでもなく、スマホでもなく、タブレットに最適化された画面を構築することが、一番ユーザビリティーを損なわない構築の方法になってまいります。