マッチングサービスのビジネスモデルには、ビジネスや恋愛・結婚のほかにもさまざまな種類があります。「人と人」だけでなく、レンタルスペースやフリマサイトなど「人と物」をマッチングさせるサービスも含み、その市場規模は年々拡大しているのが特徴です。 本記事では、マッチングサービスのビジネスモデルについて詳しく解説します。種類や収益を得る方法から、これから始めるにあたって押さえておきたい成功させるためのポイントまで幅広くご紹介します。
マッチングサービスのビジネスモデルとは?
マッチングサービスのビジネスモデルは、ユーザーのニーズに合わせて「ユーザー同士」もしくは「ユーザーと物」を結びつけて、その対価として収益を得る仕組みです。 収益を得る相手やタイミングは、マッチングサービスの内容によって異なります。サービスの目的を定め、利用してほしいターゲット層やユーザーニーズを具体的にイメージすることで、効果的なビジネスモデルを作れるでしょう。
マッチングサービスの種類
マッチングサービスは、何を対象にするかによって種類が異なります。以下より「ビジネス領域」と「普段の生活で使える」サービスに分けて、それぞれ解説します。
ビジネス領域におけるマッチングサービスは、「働きたい人」と「人材を探している人」を結びつけるものです。代表的なサービスとして、以下が挙げられます。
近年、リモートワークや副業など働き方の選択肢が増えたことも、ビジネス領域のマッチングサービスが普及拡大した背景の1つと言えます。
普段の生活で使えるマッチングサービスは、ジャンルによって対象が「人」や「物」など異なります。以下は、日常生活で使用できるマッチングサービスの代表例です。
日常生活で使用するマッチングサービスは一つのジャンルに特化しているものが多く、よりユーザーニーズを満たし快適に使用できるように、機能やデザインが整えられています。
マッチングサービスの主な収益方法
マッチングサービスが収益を得る方法として、掲載料や成功報酬などさまざまな手段があります。ここでは代表的な収益方法とサービスについて解説します。
会員費・掲載料
会員費や掲載料は、マッチングサービスに登録や利用する際に発生する費用のことです。たとえば恋人探しアプリの「with」では、有料会員になることでメッセージの送信数や表示機能の充実度が上がります。美容サロンサイトの「ホットペッパービューティー」は、掲載料に応じて、表示される順番が変動します。
広告収入
広告収入は、マッチングサービスに応じた広告を掲載することで、広告主から広告料を得る方法です。たとえば「不要なもの」と「必要な人」をマッチングさせる「ジモティー」では、サイトやアプリ内に広告を掲載して広告主から掲載料を得ます。その分ユーザーは無料でサービスを利用できるのが特徴です。
売買手数料
売買手数料とは、フリマアプリの「メルカリ」やオークションサービスの「ヤフオク」などで発生する費用のことです。商品が売れるまでは費用がかからず、購入の際に手数料が発生します。手数料は販売価格に応じて変動するケースと、一律に設定されている場合があります。
成功報酬
成功報酬は、基本的にサービスの利用時には費用がかからず、成果が発生したタイミングで費用を得る方法です。たとえばITやWeb業界をメインとした求人サイトの「Green」では、求人の掲載期間は費用がかからず、採用に成功した場合に成功報酬が払われます。
マッチングサービスを成功させるポイント
これからマッチングサービスを始めるなら、成功させるためのポイントを押さえてスタートさせましょう。以下より大切な5つのポイントを解説します。
ジャンル・市場を見極める
マッチングサービスを始めるうえで、ジャンル選定と市場規模の見極めは不可欠と言えるほど大切なポイントです。現在、マッチングサービス市場は活況を呈し、ジャンルによっては競合がひしめき合ったり大手企業が強かったりなどで、新規参入が難しい場合もあります。市場動向をよく観察し、独自の強みを活かせるジャンルを選ぶようにしましょう。
集客方法を検討しておく
競合より優れたサービスを開発しても、集客できなければ継続して運営することはできません。たとえばSEO対策やSNS運用、広告出稿など、サービス内容やターゲット層などに合わせて、より適切な集客方法を検討しましょう。口コミや紹介を促す方法も、手段の一つです。
使いやすいUI/UXを心がける
スマートフォンが普及した現代では、使いやすいUI/UXが重要です。ストレスなくサービスを利用できるよう、直感的で使いやすいUIや、優れたユーザー体験を提供できるようなデザインにすることでユーザーの満足度も向上していくでしょう。
コミュニティの形成支援を行う
マッチングサービス内で、ユーザー同士が交流しコミュニティを形成できるように支援することは、サービスへの満足度や継続利用につながります。たとえばオンラインイベントや交流会を企画、開催するのも一つの手です。
ユーザーからのフィードバックを積極的に
ユーザーからのフィードバックは、マッチングサービスを改善するための貴重な情報源です。たとえばアンケートやレビューを取り、ユーザーの声に耳を傾けて積極的にサービスに反映させましょう。ユーザーと共に、サービスを作り上げていく姿勢が大切です。
マッチングサイトのビジネスモデルに関するよくある質問
最後に、マッチングサイトのビジネスモデルに関する、よくある質問を2つご紹介します。
マッチングサイトの作り方のおすすめは?
マッチングサイトを作るには「自社で制作する」か「外注する」2つの方法がありますが、自社にリソースがないのであれば外注して制作するのがおすすめです。なぜならマッチングサイトには洗練されたデザインだけでなく、持たせるべき機能が多く、より専門的なスキルが必要になるからです。 サービスを利用するユーザーと提供する側の双方の立場になって考え、それぞれにどのような機能があれば快適に使えるかを考えなければなりません。運用を始めてから後悔することのないように、経験豊富な制作会社やデザイナー、エンジニアに依頼することがおすすめです。
マッチングサイトビジネスで失敗するのはどんな時?
マッチングサイトビジネスでの失敗例として、以下のようなケースがあります。
- 機能がどこにあるかわからないなどサービスの使いにくさによってユーザーが離れる
- 集客がうまくいかないことによって登録者数が増えない
- 収益方法が適切ではないために運営費用が賄えない
- セキュリティ対策に不備があり、ユーザーからの信頼を失う
これらは、ユーザーニーズの理解不足や適切なビジネスモデルを構築できないことで起こりえます。また、マッチングがスムーズにいくようになるまでは、収益化にも時間がかかることも考えておくべきでしょう。
まとめ
本記事では、マッチングサービスにおけるビジネスモデルや具体的な収益方法、これからマッチングサービスを始める場合において成功させるためのポイントを5つご紹介しました。 すでに大きな市場を持ち、今後も成長を続けていくと考えられるマッチングサービス。新規参入して戦っていくには、専門知識やスキルが不可欠です。お悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください。