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コミュニティサイトとは?構築から運営までの流れについて解説

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コミュニティサイトは、企業とユーザーのつながりをより密にするために重要なコミュニケーションツールです。ユーザーが楽しく参加できる機能や仕組みを取り入れれば、ユーザーだけでなく企業にも有益な場所として活用できます。この記事では、コミュニティサイトの種類やメリット、構築から運用までの流れなどについて解説します。

コミュニティサイトとは

コミュニティサイトとは、同じ関心事をもつユーザーが集まり、運営する企業や別のユーザーと情報交換や交流ができるWebサイトのことです。参加範囲は、誰でも参加可能、会員登録が必要などというように自由に設定できます。無料サイトから有料サイトまで、利用料金も必要に応じて変更可能です。目的に合わせて、コミュニティサイトに必要な機能を企業が選択して採用もできます。

また、交流の様子をコミュニティサイトで残すことで高い評価は宣伝となり、商品やサービスの認知や購入のきっかけを作れます。コミュニティサイトは、企業がユーザーから直接意見が聞ける、ユーザーが企業や同じ目的をもつ仲間とつながれる場所として双方にメリットを感じられるサイトなのです。

コミュニティサイトの種類

コミュニティサイトの種類はさまざまで、目的によって使い方が変わってきます。一般的にコミュニティサイトと言われているものは、以下のとおりです。

目的に応じて、適したサイトの種類は異なります。コミュニティサイトの方針を明確にして、目的に合ったサイトを構築しましょう。

コミュニティサイトを作成するメリット

コミュニティサイトを作成する主なメリットを3つ紹介します。

新規ユーザー獲得のきっかけになる

コミュニティサイトは、新規ユーザーを獲得するためのきっかけ作りに最適です。商品やサービスに関心があっても購入にいたらなかったユーザーを、新規ユーザーとして取り込めます。

既存ユーザーとの関係構築

既存ユーザーとの関係構築にも、コミュニティサイトは有効です。サポートやポイントサービスなどの付加価値のあるサービスを既存ユーザーに提供することで、満足度を高め、より関係を強化できます。

ユーザーの声を知ることができる

ユーザーのリアルな声を知れるのも、大きなメリットです。コミュニティサイトにファンが集まると、率直な意見が聞けます。よい意見はもちろん、企業では気づかなかった問題点も確認でき、商品やサービスの改善につながります。

企業のコミュニティサイト構築から運用までの流れ

企業のコミュニティサイトはどのように構築し運用するか、流れを紹介します。

サイト制作の目的・目標を明確にする

まずは、コミュニティサイトを制作する目的・目標を明確にしましょう。コンセプトやターゲットを明確にして、なぜ制作するのかをしっかり決めておくと、コミュニティサイトの方向性が定まります。

戦略・方針を立てる

次に、戦略・方針を立てます。コアユーザーを育てるには、コミュニティサイトのコアバリュー(価値観)を作り上げなければなりません。企業が打ち出すコアバリューも加味しながら、双方が納得できる戦略・方針を立ててください。

運用ルールの策定

あらかじめ運用ルールを策定しておくと、想定しうるトラブルを防止できます。運用ルールは最初に策定するだけでなく、運用しながら内容を見直す必要があります。ルールを守らなかった場合の罰則も、明記しましょう。

プラットフォームの選定

目的や戦略、運用ルールが決まったら、プラットフォームを選定します。自社で作成も可能ですが、近頃は企業が提供するプラットフォームを導入するのが主流です。実績や費用、信頼性などを比較して、自社に合ったプラットフォームを選んでください。

サイト構築

プラットフォームを選んだ後は、サイトを構築しましょう。サイト設計やデザイン、構成、機能を決定し実装していきます。構築できたらテストや確認を十分に行い、不具合や改善点があれば随時修正してください。

参加者の募集

サイトが構築できたら開始時期を決め、広告を打って参加者を募りましょう。商品やサービスに興味がある、サイトの方向性に合ったユーザーを集めることが重要です。

サイトの運用

すべての準備が整い次第、サイトの運用を開始しましょう。開始後に出てきた問題やユーザーの意見は、商品やサービス、サイトにフィードバックして常に良好な状態を維持してください。ユーザーとしっかりコミュニケーションを取ることが、コミュニティサイトを存分に活かす鍵です。

コミュニティサイトに必要な機能

コミュニティサイトのメリットを最大化するためには、必要な機能がいくつかあります。よく使われている機能は、以下のとおりです。

実際にサイトを構築していくと、ここに挙げた機能でも必要でない機能やほかに必要な機能が出てくる場合があります。どの機能が必要か、しっかりと検討しましょう。

コミュニティサイトの構築方法

コミュニティサイトを作る上で代表的な、3つの構築方法を紹介します。

ASP

ASPは、最初からある程度機能が備わっているソフトウエアを、調整して構築する方法です。もともとあるものを調整するため、最初からすべて作成する場合と比べて費用は安く抑えられます。

ただし、後になって細かい調整やプラスで追加したい機能があっても、対応できない場合もあるため注意してください。基本的な機能があれば十分と考える場合に適した構築方法です。

フルスクラッチ

フルスクラッチ開発は、一からオリジナルのコミュニティサイトを作成する構築方法です。ひとつひとつの項目やデザインをすべて新たに作成するため、費用は高額で数百万円まで跳ね上がる場合もあります。

基本的な機能だけでなく特別な機能がほしい場合、サイトの規模が大きい場合などに適しています。費用はかかりますが、イメージするコミュニティサイトを可能な限り実現できる構築方法です。

CMS

CMSはデータベース上にあるテキストや画像、デザインなどのデータを組み合わせて、自動的にページを作成する構築方法です。無料で使用できるWordPressがCMSでは有名ですが、有料で作成可能な商用のCMSもあります。

有料のCMSは提供会社のサポートが手厚く、無料のCMSを自社で導入するよりも作りやすいのが特徴です。有料の場合、利用するCMSによって費用は異なる点には注意してください。フルスクラッチほどではなくても、ある程度の自由度を持って運営したい場合に適した構築方法です。

まとめ

コミュニティサイトは、ユーザーとの関係を強化する上で重要な要素です。サイトを構築するのにはそれなりの労力と費用がかかりますが、運用が軌道に乗ると計り知れないメリットを得られる可能性を秘めています。商品やサービスの魅力を最大限伝えるために、コミュニティサイトを構築してユーザーとのつながりを強化し、企業の発展に役立てましょう。