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必要なリソースとランニングコスト

実践ノウハウ

必要なリソースとランニングコスト

まずポータルサイトを立ち上げられる方にお伝えさせていただくべきこととして、作っておしまいで、そこからはコストをかけないという姿勢では、うまくいく確率は極めて低いということです。とはいってもただ闇雲にコストをかければいいというわけでもなく、コストを大きくかけなくても効果の最大化を追求することは可能ですので、全くかけられないという状況でなければ、それなりに何とかなるものです。

ここではまずポータルサイトにかかるランニングコストにどのような種類のものがあるかご紹介していきたいと思います。

レンタルサーバや専用サーバ費用

サーバはポータルサイトをやる無料サービスのサーバでは運用が難しいので、どんなサイト運用でも不可欠なものとなります。プログラムとデータベースが動作するサーバが必要となりますが、一から立ち上げる場合は安定性とセキュリティのしっかりしたサーバであれば安価なもので問題ありません。当方が推奨させていただいている初期サーバは月額1000円台のものです。いずれしっかり稼ぎ出せる状況になってきたら、月額3万以上のサーバにステップアップしていくのがいいでしょう。

ドメイン費用

ポータルサイトを立ち上げるにあたって、例えばプロバイダーから無料提供されたサブドメインなどでは、SEOの観点から難しいので、ドメインレジストラーで独自ドメインを取得されることをお薦めしております。ドメインについてはレンタルサーバ会社でも取得可能ですが、いずれサーバスペックを上げる必要があり、サーバを他社に移したくなることがポータルサイトの場合、運用上よくあることなのですが、ドメインのお引越しはドメインレジストラーの変更手続きなど非常に面倒な事務手続きが必要なので、ドメインの取得会社とサーバの会社は分けておいた方が得策です。ドメインの費用はトップレベルドメインの種類(.comや.netなどの末尾の種類)やドメインレジストラーによって異なりますが、概ね年間コストが100円~1万円程度です。

SSL費用

2017年頃から必須化の動きが広がっているSSL対応ですが、こちらも通常年間契約で必要です。有名なところですとグローバルサインやベリサインなどがありますが、年間費用で3万弱~10万くらいのところが多いです。また最近はSSL必須化の流れを受けて、サーバ会社によっては独自ドメインの無料SSLを用意しているところも増え始めています。ちなみに当方はお客様からの強い要望がない限り、無料SSLを提供しているサーバ会社を推奨しております。

サイト保守費用

各種トラブルの対応や、システム上のサポートを継続的におこなうために開発をおこなったベンダーと保守契約を結び毎月のランニングで費用をお支払いいただくのが、ポータルサイトのようなシステマチックなサイト運用には必要不可欠です。当方の場合、業務内容によって保守金額が異なりますが、概ね月額5000円からとなっております。

営業コスト

ポータルサイトの種類のよっては企業に営業をして回る必要がありますので、営業コストがかかります。通常の営業と異なるのは、ポータルサイトの場合は掲載後のアフターフォローというものがあまりありませんので、初期の開拓の部分が営業としての一番大きな仕事になってまいります。ただ労働集約型の方法に頼らなくともITの技術を使って効率のいい営業をおこなうことも可能な場合があります。このあたりのやり方は業種業態などで異なりますので、都度ご相談いただければ、方法についてのご提案も可能です。

広告コスト

サイト公開時のプレスリリースに始まり、継続的に利用者を増やしていくための地道な広報活動もおこなっていく必要がありますが、効率のいい方法としては、Googleアドワーズなどを使った方法です。ただあまりこれに頼りすぎると、いつまでもコストを垂れ流さなければならない形から脱却ができないので、よほど広告を打ち続けてもしっかりマネタイズができるようなビジネスモデルでなければ、やはりGoogleのオーガニック検索での上位表示を目指していくのが正攻法と言えます。

SEO施策

こちらはGoogleのオーガニック検索で上位表示をするための施策ですが、サイトの成長と安定した収益の確保のためには欠かせないものとなります。当方の場合は構築段階である程度SEO対策をおこなうのですが、SEOが別途費用のところも多いようです。またGoogleによるアルゴリズム変更やコアアップデートが定期的に実施されるので、一度やったら終わりという性質のものではありません。競合がまったくいない状態であれば、そこまでこだわらなくてもいいかもしれませんが、少なくとも競合がいるケースではSEO対策をおこなっておかないと、競合が先行して実施して、順位を奪われてしまうことは往々にしてあることです。

当方では継続的なSEO施策もおこなっておりますので、ある段階から実施することをお薦めしております。内容やコストについてはそのタイミングにおいて、運営側に無理のない内容でどう進めていくかをお互いに協議しながら決めていくスタンスをとっております。

ライティングやコンテンツ制作

ポータルサイトはメディアとしての性質も持ち合わせている(正確にはそうしないといけなくなってきている)ので、記事を書く作業や特集などのコンテンツを制作する作業がある程度の頻度で必要になってきます。

運営側が日々の業務で忙しくて、なかなかサイト内の記事やコンテンツを作っている余裕がないような状況になることが多く、当方のお客様もそういうところが多いです。その場合、アウトソーシングすることが多いのですが、ライティングは特に業務知識がない方だとなかなか読み応えのある記事を書いたり、面白いコンテンツや興味深いコンテンツがうまく作れないので、ただライターを探すのではなく、その業界に明るいまたは興味を持ってもらえる方に依頼するのがいいと思います。コンテンツ制作は当方でも承ることが可能です。

またコンテンツ制作については、適切なコンテンツマーケティングの考え方でディレクションができる人がいた方がよいのですが、ここは当方でも対応可能ですので、どのように人を探して、どのようにコンテンツを制作するのかは、基本的にご相談いただくことが多いです。