
Gemini 3.5 Flashは2026年8月4日をもってGoogleのEnterpriseアプリ等グローバルリージョンから削除される。後継の3.6 Flashへの切り替えが必要で、モデルIDの書き換えだけでなくパラメータ仕様の変更にも対応が求められる。
- 2026年8月4日、旧モデル「Gemini 3.5 Flash」がEnterpriseアプリ等のグローバルリージョンから削除される
- 後継の3.6 Flashは出力単価が100万トークンあたり9.00ドルから7.50ドルへ値下げ、出力トークン量も平均17%削減されている
- 移行時はtemperatureなどのパラメータの非推奨化、candidate_countの削除、thinking_levelへの置換など複数の仕様変更への対応が必要
WHAT何が起きているのか
Googleは2026年7月下旬に軽量モデル「Gemini 3.6 Flash」と「3.5 Flash-Lite」を正式リリースした。これに伴い旧モデルであるGemini 3.5 Flashは段階的に廃止され、Enterpriseアプリ等のグローバルリージョンでは8月4日に利用できなくなる。
2026年8月4日をもってEnterpriseアプリ等のグローバルリージョンから旧モデルGemini 3.5 Flashが削除され、システムで旧モデルを指定している場合は8月上旬までに3.6 Flashへの切り替えが必要になる。
出典: (Qiitaまとめ記事の整理)
qiita.com/papa_story2010/items/60c61660ec5323b4ff2b
単なるモデル名の差し替えでは済まない点が実務上の落とし穴になる。3.6 Flashは3.5 Flashを土台にした改良版だが、パラメータ仕様が一部変更されているため、API呼び出し側のコード修正が必須になる。
POINTS移行で押さえるポイント
実際に何を確認し、どう切り替えればよいのかを整理する。
- 対象になるのは誰か:Vertex AIやGemini Enterpriseなどで「gemini-3.5-flash」をモデルIDとして明示的に指定しているシステム・ワークフローが対象。放置すると8月4日以降に呼び出しが失敗するおそれがある。
- 移行の具体的な手順:モデルエンドポイントをgemini-3.6-flashやgemini-3.5-flash-liteへ書き換え、temperatureなど非推奨パラメータの削除、thinking_levelへの置換といったコード修正を行う。
- 料金・性能面のメリット:3.6 Flashは出力単価が100万トークンあたり9.00ドルから7.50ドルに下がり、出力トークン量も平均17%減少。コーディングや長時間タスクのベンチマークも前世代より向上している。
INSIGHTエムズが見るこの動きの本質
日進月歩とはよく言ったもので、半年前の最新モデルがもう「旧モデル」として退場を迫られる。モデルは消耗品として扱う前提で設計する、これがこれからのAI活用の基本姿勢ですね。
モデルの入れ替わりに振り回されないためには、業務システム側をモデル非依存で組んでおくことが肝心です。エムズのAIシステム構築では、生成AIのバックエンドをアプリ側と疎結合に保ち、モデル差し替えのたびに作り直しにならない設計を意識しています。すでにAIを使い始めた企業向けの既存ビジネスのAI活用でも、こうした「モデル終了通知」への備えは実務上避けて通れないテーマになっています。
FAQよくある質問
出典・参考
- Gemini機能改定・ロードマップ統合レポート(Qiita) https://qiita.com/papa_story2010/items/60c61660ec5323b4ff2b
- Gemini 3.6 Flashとは?料金・性能・3.5との違い(ファネルAi) https://funnel-ai.jp/media/gemini-3-6-flash/
- Gemini 3.6 Flashとは?性能や料金、3.5 Flash-Liteとの違い(AI総合研究所) https://www.ai-souken.com/article/what-is-gemini-3-6-flash
※本記事は上記の公開情報をもとに、株式会社エムズ編集部が独自に整理・考察したものです。内容は執筆時点(2026-08-03)の情報です。考察部分は当社の見解であり、特定の製品・導入を推奨するものではありません。
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