ホーム成功ノウハウAI最新トレンド「AIのコストを把握できている企業は26%」——見えない支出が経営リスクになる前に
COLUMN / AI TREND

「AIのコストを把握できている企業は26%」——見えない支出が経営リスクになる前に

📅 2026-06-20 公開🏷️ 投資対効果⏱ 約6分
クリックごとに費用が発生するオンラインコストのイメージ

KPMGの調査で、自社のAIコストを十分に把握できている企業はわずか26%にとどまることが分かりました。AIの支出が“見えないまま膨らむ”状態は、規模の大小を問わず経営リスクになり得ます。可視化のために何から始めればよいかを、わかりやすく整理します。

今回取り上げるニュース
  • KPMG調査では、自社のAIコストを包括的に把握できている企業は26%にとどまる。
  • OpenAIのサム・アルトマンCEOも「AIに多額を使っているが、大量のムダがあることも分かっている」という企業の声を紹介。
  • 従量課金モデルの広がりで、支出が見えないまま増える「オパシティ(不透明さ)」が課題に。

WHAT“見えない支出”という落とし穴

AIの利用が広がる一方で、思わぬ盲点が浮かび上がっています。KPMGの調査によれば、自社のAIコストを十分に把握できている企業はわずか26%。裏を返せば、4社のうち3社が「いくら使っているか正確にはわからない」状態だということです。

OpenAIのアルトマンCEOは、企業から「AIに多額を投じているが、大量のムダがあることも分かっている」と打ち明けられる、と語っている。

出典: MLQ News(Cryptopolitan引用、2026年6月)
mlq.ai/news/meta-caps-internal-ai-token-spending...

FIGコストが見えないと、判断もできない

AIコストを把握できている企業26%把握できている74%把握が不十分出典:KPMG調査(MLQ News経由)をもとに作図
図:多くの企業がAIコストを十分に可視化できていない。

コストが見えないと、「この使い方は割に合うのか」という判断ができません。Gartnerも、AI投資の成果は利用率だけでなく、売上・コスト削減・価値創出までの時間といった事業の成果に結びつく指標で測るべきだと指摘しています。

INSIGHTエムズの視点:小さく始めるほど、可視化はやさしい

最初の一歩は「棚卸し」から

巨大企業ほど、利用が全社に広がってからコストを把握しようとするので大変です。逆に言えば、これから始める中小企業は、最初から可視化の仕組みを作りやすい立場にあります。

おすすめは、導入前に「どの業務に、月いくらまで、何のために使うか」を一枚の表に書き出すことです。私たちがAI活用のご支援をする際も、この棚卸しから入ります。費用対効果を後から証明するのではなく、最初から測れる形で始める。それが遠回りに見えて一番の近道です。

FAQよくある質問

AIコストの可視化は、何から始めればいいですか?
まずは「棚卸し」からです。現在AIをどの業務に使っていて、月いくらかかっているかを一覧にするだけで、無駄や重複が見えてきます。新しく導入する場合は、使い始める前に用途と上限を決めておくと、最初から可視化された状態でスタートできます。
コストばかり気にすると、AI活用が進まないのでは?
コスト管理は「使わない」ためではなく「賢く使う」ためのものです。何にいくら使い、どれだけ成果が出たかを把握できれば、自信を持って投資を増やせます。むしろ可視化は、AI活用を加速させるためのアクセルだと考えてください。

出典・参考

  1. MLQ News「Meta Caps Internal AI Token Spending...」内 KPMG/Goldman Sachs/Cryptopolitan引用(2026年6月) https://mlq.ai/news/meta-caps-internal-ai-token-spending-after-costs-approach-billions-in-2026/
  2. Gartner「AIのROIを経営成果で示す方法」(2026年6月4日) https://www.gartner.co.jp/ja/articles/ai-value-metrics

※本記事は上記の公開情報をもとに、株式会社エムズ編集部が独自に整理・考察したものです。内容は執筆時点(2026-06-20)のもので、最新の状況とは異なる場合があります。考察部分は当社の見解であり、特定の投資・契約・導入を推奨するものではありません。

「これ、AIで解決できないか?」を、
一緒に考えませんか。

エムズは、Web制作・システム構築・AI活用を通じて、御社の課題解決を二人三脚でご支援します。ご相談・お見積りは無料です。まずはお気軽にお問い合わせください。

無料で相談する →