ホーム成功ノウハウ運用・Web戦略Search ConsoleにAI検索専用レポート登場、GoogleのAI Overviews計測はどう変わるか
COLUMN / STRATEGY

Search ConsoleにAI検索専用レポート登場、GoogleのAI Overviews計測はどう変わるか

📅 2026-08-06 公開🏷️ 運用・Web戦略⏱ 約7分
Search ConsoleにAI検索専用レポート登場、GoogleのAI Overviews計測はどう変わるか

Googleは2026年6月3日、Search Consoleに「生成AIパフォーマンスレポート」を新設し、AI Overviews・AI Modeへの表示回数を通常の検索結果と分離して確認できるようにしました。あわせてAI機能への掲載を拒否できるトグルも用意され、日本のWeb運用担当者にも計測方針の見直しが迫られています。

この記事のポイント
  • Search ConsoleにAI Overviews/AI Mode専用の「生成AIパフォーマンスレポート」が2026年6月3日に登場、まずは英国拠点の一部サイトから展開
  • データは2026年5月18日以降のみで遡及なし、現時点ではインプレッション(表示回数)のみでクリック・CTR・検索クエリは未対応
  • AI機能への掲載を止める「オプトアウトトグル」が6月17日から有効化、通常の検索順位には影響しないとGoogleは説明
無料診断・3分自社サイトは「選ばれる」状態ですか? 登録不要のAI診断で、改善ポイントが今すぐわかります。

WHAT何が発表されたのか

これまでSearch Consoleの通常パフォーマンスレポートにはAI OverviewsやAI Modeでの表示分も混在していましたが、単独で切り出して見る手段がありませんでした。今回追加された生成AIパフォーマンスレポートは、ページ・国・デバイス・日付ごとにAI経由のインプレッションを分離表示できる点が最大の変更点です。

Googleは今回のレポートについて、AI Overviews・AI Mode・Discoverの生成AI機能における表示状況を、既存のパフォーマンスレポートに含まれるデータとは別に専用ビューとして提供するものだと説明している。

出典: (Google Search Central公式ブログ(2026年6月3日)にもとづくエムズ編集部の整理)
developers.google.com/search/blog/2026/06/gen-ai-performance

ただし現段階ではクリック数やCTR、検索クエリまでは開放されておらず、「載っているかどうか」はわかるが「実際に読まれているか」はまだ別ツールで推測するしかないのが実情です。加えて対象は英国拠点サイトから先行展開されており、日本のサイトが見られるようになるのは今後の話。焦って結論を出す前に、まずは自社のGSCに表示されるか定期的に確認する運用に切り替えるのが現実的ですね。

POINTS運用上のポイント

今回の発表で運用担当者が押さえておきたい実務ポイントを3つに整理します。

INSIGHT自社運用への活かし方

自社運用への活かし方

この発表が示すのは、AI検索時代の計測はもはや「順位」だけでは測れないという事実です。表示(インプレッション)・引用・クリックという3層で評価軸を分けて考える必要が出てきたわけで、まさに試行錯誤を前提にした運用設計への転換が求められているのが実態ですね。

情報が分散したサイトほどAIに引用されにくいという傾向は、SEOの文脈で以前から言われてきたことと地続きです。エムズが手がけた『メディカルドック』は、歯科・病院・整骨院という別々のドメインだった3サイトを1つに統合し、記事資産のSEO評価を一点集約させた実績を持っています。生成AIの引用元選定でも、権威が分散したサイトより情報が集約されたドメインの方が拾われやすくなる可能性は高く、同じロジックが働くと考えられます。AI Overviews時代の計測設計や構造化・情報統合の見直しはWeb事業の企画・運営支援で構想からご相談いただけますし、既存ポータルのAIO対応はポータルサイト構築×AIの枠組みでも支援可能です。まずは自社サイトがGSCの新レポートでどう表示されるかを見てから、統合や構造化の優先順位を一緒に決めていく進め方が現実的でしょう。

FAQよくある質問

Search ConsoleのAI検索専用レポートはいつから使える?
2026年6月3日にローンチされましたが、まずは英国拠点の一部サイトから展開されている段階です。データも2026年5月18日以降のみで、過去分の遡及表示はありません。
AI Overviewsに載るとサイトへのクリックは増えるのか?
現時点ではインプレッション(表示回数)のみでクリックやCTRのデータは提供されていません。一方で調査ベースではAI Overview表示時にオーガニックCTRが34〜61%程度下がる傾向も報告されており、表示と流入増は必ずしも一致しない点に注意が必要です。

出典・参考

  1. Google Search Central Blog「Introducing Search Generative AI performance reports in Search Console」 https://developers.google.com/search/blog/2026/06/gen-ai-performance-reports
  2. Search Console Help「Generative AI performance report (Search)」 https://support.google.com/webmasters/answer/16984139?hl=en
  3. Neil Patel「Google Search Console Now Tracks AI Search: What to Do」 https://neilpatel.com/blog/gsc-ai-search-data-generative-ai-report/

※本記事は上記の公開情報をもとに、株式会社エムズ編集部が独自に整理・考察したものです。内容は執筆時点(2026-08-06)の情報です。考察部分は当社の見解であり、特定の製品・導入を推奨するものではありません。

AI検索時代の計測設計、
構造化・統合まで一緒に見直しませんか

生成AIパフォーマンスレポートの読み方から、サイト統合による構造化・SEO評価の集約まで、エムズが構想から実装まで支援します。ご相談・お見積りは無料です。

無料で相談する →
この記事について
執筆

株式会社エムズ 編集部

ポータルサイト・マッチングサイトの構築を専門とするエムズの編集部。1,000件を超える構築・運用支援の現場で得た知見をもとに、Web・システム・AI活用に関する情報をお届けしています。

監修

松浦 代表取締役

Web業界20年。20代で大手システムベンダーのSI管理者として大手・金融系システムを手がける。インターネット創成期からネット事業に移行し、株式会社エムズを設立。1,000件を超えるWeb・システム構築を支援。

会社概要を見る →