ホームノウハウ記事運用・Web戦略プレスリリースはAI検索に引用されるか|PR TIMES集中60.5%から見るGEO時代の情報発信
COLUMN / STRATEGY

プレスリリースはAI検索に引用されるか|PR TIMES集中60.5%から見るGEO時代の情報発信

📅 2026-09-05 公開🏷️ 運用・Web戦略🏷️ AI検索・運用戦略⏱ 約7分
プレスリリースはAI検索に引用されるか|PR TIMES集中60.5%から見るGEO時代の情報発信

ChatGPTやPerplexityなどのAI検索でどの情報源が回答の根拠として使われやすいかを調べた国内調査で、プレスリリースは引用対象URL全体のわずか2.20%にもかかわらず、AI検索の回答の15.05%に関与していることが分かりました。しかもその引用の60.5%がPR TIMES一社に集中しているといいます。

この記事のポイント
  • 国内調査(Optyino.ai/株式会社Wallabee、2026年4月21日〜7月8日実施)によると、プレスリリースは引用対象URL全体のわずか2.20%だが、AI検索の回答の15.05%に関与している。
  • プレスリリース由来の引用URLのうち60.5%がPR TIMESに集中しており、配信先の選択がAI検索での露出を大きく左右する。
  • 出典リストへの掲載は15.05%ある一方、AIが自分の言葉で本文に取り込む「言及」はわずか0.63%にとどまり、引用と本文採用の間には大きな非対称がある。

WHATプレスリリースとAI検索引用の実態

AI Overviewsやチャット型AI検索の普及で、企業の情報発信は「検索順位」だけでなく「AIの回答にどれだけ引用されるか」という引用シェアで評価される時代に入りつつあります。実際、2026年6月には米国のGoogle検索の68%が「ゼロクリック」で完結しているという集計も出ており、クリックされない前提での情報設計が問われています。

プレスリリースは引用対象URL全体の2.20%に過ぎないが回答の15.05%に関与しており、そのうち60.5%のURLがPR TIMESに集中している。

出典: (Optyino.ai(運営:株式会社Wallabee)調査を基にしたUravation編集部の整理)
uravation.com/llmo/press-release-ai-search-citation/

注目すべきは、「出典として掲載される」ことと「AIの回答本文に言葉として取り込まれる」ことは別物だという点です。出典リストでの引用が15.05%ある一方、本文中での言及はわずか0.63%にとどまっており、プレスリリースは「根拠の一つ」としては拾われやすいものの、AIの回答の核になる情報としてはまだ弱いというのが実態のようです。

POINTS国内調査が示す3つの数字

調査結果を踏まえ、自社サイトのAI引用対策として押さえておきたいポイントを整理しました。

INSIGHT自社サイトの運用にどう活かすか

自社サイトの運用にどう活かすか

この調査が語っているのは、AI検索時代でも「どこで、どう発信するかという地道な設計」が結果を左右するという、案外地味な事実ですね。玉石混淆の情報源の中からAIが根拠として選ぶのは、構造が整い、信頼の置ける発信元に集中する傾向があるわけで、闇雲に記事数を増やすより発信面と構成を整える方が近道なんですね。

この「評価を一点に集中させる」という発想は、エムズが『メディカルドック』で実践した手法とも重なります。歯科・病院・整骨院に分かれていた3つのサイトを1つに統合し、記事資産を1つのドメインに集約することでSEO評価を一点集中させた事例ですが、これはPR TIMESへの引用集中と同じ「分散させず信頼を積み上げる」原理です。プレスリリースの構造化や第一段落の要約設計、サイト全体の情報アーキテクチャの見直しは、Web事業の企画・運営支援ポータルサイト構築×AIでのAIO対応として、エムズでも同様に取り組める領域ですね。

FAQよくある質問

GEOとSEOは何が違うのか?
SEOが検索結果での順位を高める施策なのに対し、GEOはChatGPTなどの生成AIの回答内で自社が根拠として引用・言及されることを目指す施策です。
プレスリリースを配信すればAI検索に必ず引用されるのか?
いいえ。今回の調査でも出典掲載は15.05%ある一方、AIの回答本文への言及は0.63%にとどまっており、配信するだけでなく数値や固有名を明確にした構成が重要になります。

出典・参考

  1. Uravation: プレスリリースはAI検索の引用源になるか|PR配信とサイテーション獲得の実務 https://uravation.com/llmo/press-release-ai-search-citation/
  2. 東京新聞×PR TIMES: 月刊AI検索業界レポート2026年6月号 https://adv.tokyo-np.co.jp/prtimes/article169671/

※本記事は上記の公開情報をもとに、株式会社エムズ編集部が独自に整理・考察したものです。内容は執筆時点(2026-09-05)の情報です。考察部分は当社の見解であり、特定の製品・導入を推奨するものではありません。

AI検索時代のサイト構造・情報発信を
見直したいなら

プレスリリースの構造化から記事資産の統合・AIOまで、エムズはWeb戦略の企画から実装までを一気通貫で支援しています。ご相談・お見積りは無料です。

無料で相談する →
この記事について
株式会社エムズ執筆

株式会社エムズ 編集部

ポータルサイト・マッチングサイトの構築を専門とするエムズの編集部。1,000件を超える構築・運用支援の現場で得た知見をもとに、Web・システム・AI活用に関する情報をお届けしています。

株式会社エムズ 代表取締役 松浦 聡監修

松浦 聡(まつうら さとし)代表取締役

通信系の一部上場企業を経て、1998年にエムズコンサルティングを創業。2018年に法人化し、株式会社エムズ代表取締役に就任。新規事業開発、ポータル/マッチングサイト、AI活用を専門とし、これまでに1,000件超のWeb・システム構築を支援。

会社概要を見る →