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EUがGoogleに890億円規制、AI Overviewsも次の標的に|Web担当者が今見るべき数字

📅 2026-08-15 公開🏷️ 運用・Web戦略・海外事例⏱ 約7分
EUがGoogleに890億円規制、AI Overviewsも次の標的に|Web担当者が今見るべき数字

欧州委員会がGoogleに対しDMA(デジタル市場法)違反で890百万ユーロ(約1,000億円規模)の制裁金を科し、AI Overviewsについても同様の原則を適用しうると示唆しました。同時期に公表された調査では、AI Overview内で引用されたリンクをユーザーがクリックするのはわずか1%程度という数字も出ています。海外の規制と実データの両面から、自社サイトの打ち手を整理します。

この記事のポイント
  • 欧州委員会がGoogleにDMA初の制裁金として890百万ユーロ(検索の自己優遇460百万ユーロ+Playストアの誘導制限430百万ユーロ)を科し、60日以内の是正を命令
  • 欧州委員会はAI Overviews・AI Modeについても自己優遇の原則が適用されうると表明し、次の規制対象として協議を継続すると説明
  • 900人規模の米国成人パネルを分析した調査で、AI Overview内に表示された引用リンクをクリックしたのは訪問の約1%にとどまるという結果

WHAT何が起きたか:EU制裁とAI Overview監視

欧州委員会は2026年7月23日、Googleに対しデジタル市場法(DMA)違反で合計890百万ユーロ(約1,000億円規模)の制裁金を科しました。内訳は検索での自己優遇に対する460百万ユーロと、Google Playでの外部決済誘導制限に対する430百万ユーロで、Googleにとって初のDMA制裁金です。

欧州委員会は、検索の自己優遇を禁じる決定の原則をAI OverviewsやAI Modeにも適用しうるかを検討していると説明している。

出典: (海外メディア報道にもとづくエムズ編集部の整理)
www.techtimes.com/articles/321410/20260723/eu-fines-google-8

検索結果の最上部にGoogle自身のAIが生成する要約が表示される構造は、かつてGoogleショッピングの優遇表示が問題視された構図と重なるとの指摘もあり、AI Overviewsが次の規制対象になる可能性が海外メディアで議論され始めています。

POINTS数字で見るポイント

規制の動きとあわせて、AI Overviewの実際のクリック行動を示すデータも重要な手がかりになります。

INSIGHTエムズ的考察:自社サイトの打ち手

エムズ的考察:自社サイトの打ち手

規制当局が問題視しているのは「自社サービスを優遇する表示」であり、Web担当者にとっての本質は同じところにあります。AIに引用されること自体はゴールではなく、そこから信頼と行動につなげる導線設計が要だという点です。急がば回れで、クリックされない前提でコンテンツの価値を作り込む発想が求められているんですね。

この「引用はされてもクリックされない」という課題は、エムズが『メディカルドック』で取り組んだ、歯科・病院・整骨院の3サイトを1つに統合し記事資産のSEO評価を一点集約した設計と地続きです。情報が分散していると、AIに引用される機会自体が薄まりますが、エンティティを明確にして記事資産を集約すれば、AIに拾われた際の情報の一貫性も高まります。こうした構造整理やAIO対応はポータルサイト構築×AIで対応できる領域で、企画・設計段階からのてこ入れはWeb事業の企画・運営支援で伴走できる部分です。

FAQよくある質問

EUの制裁金は日本のGoogle検索にも影響する?
今回の命令はEU域内向けですが、AI Overviewsへの規制議論は世界的なGoogleの設計方針に影響しうるため、日本のWeb担当者にとっても注視すべき動きです。
AI Overviewに引用されてもアクセスが増えないなら対策は無意味?
クリック率は低くても、引用されること自体がブランド認知や指名検索につながるケースがあるため、引用対象になりやすい構造化・エンティティ整理は引き続き有効です。

出典・参考

  1. EU Fines Google €890 Million Under DMA, Orders Search Redesign in 60 Days(Tech Times) https://www.techtimes.com/articles/321410/20260723/eu-fines-google-890-million-under-dma-orders-search-redesign-60-days.htm
  2. European Commission Fines Google €890 Million for Search and Play Store DMA Violations(gHacks) https://www.ghacks.net/2026/07/24/european-commission-fines-google-e890-million-for-search-and-play-store-dma-violations/
  3. August 2026 SEO Algorithm News & Google Updates(Numinix) https://www.numinix.com/blog/august-2026-seo-algorithm-news-update/

※本記事は上記の公開情報をもとに、株式会社エムズ編集部が独自に整理・考察したものです。内容は執筆時点(2026-08-15)の情報です。考察部分は当社の見解であり、特定の製品・導入を推奨するものではありません。

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この記事について
株式会社エムズ執筆

株式会社エムズ 編集部

ポータルサイト・マッチングサイトの構築を専門とするエムズの編集部。1,000件を超える構築・運用支援の現場で得た知見をもとに、Web・システム・AI活用に関する情報をお届けしています。

株式会社エムズ 代表取締役 松浦 聡監修

松浦 聡(まつうら さとし)代表取締役

通信系の一部上場企業を経て、1998年にエムズコンサルティングを創業。2018年に法人化し、株式会社エムズ代表取締役に就任。新規事業開発、ポータル/マッチングサイト、AI活用を専門とし、これまでに1,000件超のWeb・システム構築を支援。

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