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「4人に1人がサイトに来ない」ゼロクリック時代。ポータルは“浅い一覧”では生き残れない

📅 2026-07-10 公開🏷️ ゼロクリック・一次情報⏱ 約6分
「4人に1人がサイトに来ない」ゼロクリック時代。ポータルは“浅い一覧”では生き残れない

2026年版のAI検索白書で、検索ユーザーの約24%——ほぼ4人に1人が、サイトを訪れずAIの回答だけで完結する「ゼロクリック」に該当すると報じられました。別の調査では、AI Overviewが出たクエリで自然検索のクリックが約4割減ったとも。数字だけ見ると青ざめる話ですが、ここには裏があります。浅い疑問がAIに吸われる一方、深く比較したい層はむしろサイトに“純化”しているんですね。ポータル運営者にとっての意味を考えます。

この記事のポイント
  • AI検索白書2026で、検索ユーザーの約24%がゼロクリックに該当と報道。
  • AI Overview表示クエリで自然検索クリックが約4割減という調査も。
  • 一方で深く比較・検討したい層はサイトに純化。“浅い一覧”の価値が薄れる。

WHAT“4人に1人が来ない”の中身

検索して、AIの回答を読んで、それで満足して終わり。サイトまで来ない「ゼロクリック」が、ほぼ4人に1人に達したと報じられています。多くの情報を一覧で見せて集客してきたポータルにとって、これは足元をすくわれかねない数字です。

報道によれば、2026年版のAI検索白書では、生成AIの回答だけで解決した層と、さらにAI検索へ追加質問した層を合わせて約24%がゼロクリックに該当するとされる。別の実地調査では、AI Overviewが表示されたクエリで自然検索のクリックが約4割減少したという。一方で、購買・比較の意図が強いクエリではAIの要約表示率が低く、深い検討を求めるユーザーはサイトへ流入し続けているとも指摘される。

出典: (博報堂DYone・Web担/ヴァリューズの報道にもとづくエムズ編集部の整理)
oneder.hakuhodody-one.co.jp/blog/ai-search-hakusho-2026-zero

ただ、悲観一色ではありません。「営業時間は?」のような浅い疑問はAIに吸われる一方、「どこがいいか比べたい」という深い検討層は、むしろサイトに残って“純化”していると指摘されています。要は、ポータルが浅い一覧のままか、深く比べられる場になれるかの分かれ道です。

POINTSポータル運営者への3つの示唆

ポータルサイトの運営者にとって、この二極化は次の3点で無関係ではありません。

INSIGHT浅い一覧より、深い一次情報で選ばれる

浅い一覧より、深い一次情報で選ばれる

ポイントは、ポータルが「AIに要約される浅い一覧」で終わるか、「そこでしか読めない深い一次情報の場」になれるかですね。玉石混交の情報があふれるほど、玉——本物の一次情報を持つ場が際立ちます。網羅性を競うより、深さで選ばれる。ゼロクリック時代のポータルは、そこに活路があるわけです。

この「深さで選ばれる」を、エムズは実例で作ってきました。医療情報ポータル『メディカルドック』では、歯科・病院・整骨院の3サイトを1つに統合し、バラバラだった記事資産を束ねてSEO評価を一点に集約。“浅い一覧”ではなく、深く調べたい人が辿り着く一次情報のハブに育てました。歯科検索の『シーカー』は、院長紹介動画や領収書提示による“本物の口コミ”で信頼性そのものを差別化に。介護施設検索『みんなの介護』は約8年の伴走で掲載数・記事・検索順位を積み上げ、名実ともに日本一へ届きました。こうしたポータルの企画・構築・改善はポータルサイト構築×AIで、実績は構築実績(1,000件超・9割が5年以上運営)でご覧いただけます。

FAQよくある質問

ゼロクリックが進むと、ポータルサイトは不要になりますか?
いいえ。浅い疑問はAIに吸われますが、深く比較・検討したい層はむしろサイトに純化しています。そのサイトでしか読めない一次情報を持てるかどうかが、これからの分かれ目になります。
何から手を付ければよいですか?
独自の口コミ・比較軸・体験談といった一次情報の拡充と、価格やエリアなどの構造化データ整備が基本です。前者で来る理由をつくり、後者でAIにも引用させる、という二段構えが有効です。

出典・参考

  1. 博報堂DY ONE「2026年版AI検索白書が示すゼロクリックの実態」 https://oneder.hakuhodody-one.co.jp/blog/ai-search-hakusho-2026-zero-click
  2. Web担当者Forum「AI Overviewsでゼロクリック化進む? Google検索流入は41%まで減少(ヴァリューズ調べ)」 https://webtan.impress.co.jp/n/2026/07/02/52880

※本記事は上記の公開情報をもとに、株式会社エムズ編集部が独自に整理・考察したものです。内容は執筆時点(2026-07-10)の情報です。考察部分は当社の見解であり、特定の製品・導入を推奨するものではありません。

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この記事について
執筆

株式会社エムズ 編集部

ポータルサイト・マッチングサイトの構築を専門とするエムズの編集部。1,000件を超える構築・運用支援の現場で得た知見をもとに、Web・システム・AI活用に関する情報をお届けしています。

監修

松浦 代表取締役

Web業界20年。20代で大手システムベンダーのSI管理者として大手・金融系システムを手がける。インターネット創成期からネット事業に移行し、株式会社エムズを設立。1,000件を超えるWeb・システム構築を支援。

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