
ストックホルム発のSpeya(旧Find My Factory)は、AIエージェントに調達要件を伝えるだけで数百万件のサプライヤーから候補を絞り込み、RFI・RFQ送信から回答比較までを自動化するサービスです。人手で数週間かかっていたサプライヤー探索が、対話ベースで数分単位に短縮される点が海外の調達現場で注目されています。
- Speyaは自然言語での要望入力から、証明書・財務・ESG・制裁リストまでAIエージェントが出典付きで検証
- 検索から候補抽出、RFI/RFP/RFQ配信、回答の構造化比較、継続モニタリングまでを一つの会話フローで完結
- IKEA・PwC・EY・Deloitteなど大手が採用し、2026年9月のロンドンの調達サミットにも出展
WHAT:Speyaとは何か
Speyaは、スウェーデン・ストックホルム発のスタートアップが提供するAIサプライヤー探索サービスで、旧名は「Find My Factory」。小売・工業・食品などの調達チーム向けに、サプライヤーの発見から評価までをAIエージェントに任せる仕組みを提供しています。
ストックホルム拠点のSpeyaは、小売・工業・食品分野の調達における“リサーチ工程”をAIエージェントで自動化する「エージェンティック・ソーシング」の代表格と位置づけられている。
出典: (Procurement Magazine 記事に基づくエムズ編集部の整理)
procurementmag.com/top10/top-10-supplier-discovery-platforms
公式サイトによれば、利用の流れは「要望を伝える→AIが数百万件のサプライヤーから検索→AIエージェントが証明書・財務・ESG・制裁情報まで出典付きで検証→RFI/RFP/RFQを候補全社へ一括送信→返信を自動で構造化して比較→継続モニタリング」という5ステップです。
POINTS:何が変わったのか
従来の紙・メールベースのサプライヤー探索と比べ、何が具体的に変わったのかを整理します。
- 探索のスピード:数週間かかっていたサプライヤーリサーチが対話形式で数分〜数時間に短縮される設計になっており、
INSIGHT:国内マッチングサイトへの応用
この事例の核心は、AIエージェントが「探す・調べる・声をかける・比べる」という調達担当者の一連の手作業を一つの会話フローに統合した点にあります。玉石混交の候補から出典付きで裏取りまで自動化することで、担当者は最終判断だけに集中できる。まさに「一挙両得」で、工数削減と精度向上を同時に実現しているわけですね。
この仕組みはエムズが手がけるマッチングサイト構築×AIとも重なる発想です。エムズが全国JAと連携して構築した『農機こねくと』は、運営会社・JA・農家が三位一体で流通をつなぐBtoBマッチングの仕組みですが、ここに出品側の与信・証明書チェックやマッチング候補の自動絞り込みをAIエージェント化すれば、Speyaと同じ発想で「探す→検証する→声をかける」の工程を自動化できるわけです。構築実績のあるポータル基盤に、AIによる候補検証レイヤーを重ねる形が現実的な第一歩になりますね。
よくある質問
出典・参考
- Procurement Magazine「Top 10: Supplier Discovery Platforms」 https://procurementmag.com/top10/top-10-supplier-discovery-platforms
- Find My Factory(Speya)公式サイト「Overview」 https://www.findmyfactory.eu/overview
- ArcticStartup「Swedish Find My Factory raises €1.18 million」 https://arcticstartup.com/find-my-factory-raises-e1-18-million/
※本記事は上記の公開情報をもとに、株式会社エムズ編集部が独自に整理・考察したものです。内容は執筆時点(2026-09-19)の情報です。考察部分は当社の見解であり、特定の製品・導入を推奨するものではありません。
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