
BtoB比較レビューサイト「プロベル」を運営する株式会社プロベルが2026年9月10日、国内の主要ビジネスマッチングサービスを8領域に整理した「ビジネスマッチング カオスマップ(2026年版)」を公開した。BtoBの購買プロセスの多くが営業担当者と接触する前に進んでいるとされ、発注側・受注側ともに「どのマッチングサイトを選ぶか」を自力で見極める必要性が増している、という話である。
- 株式会社プロベル(愛知県名古屋市、代表取締役・竹村優)が2026年9月10日、国内BtoBマッチングサービスを「総合型」「業界特化型」「決裁者・経営者型」「IT特化型」など8領域に分類したカオスマップを公開した
- 6senseの「2024 Buyer Experience Report」を引用し、BtoB領域の購買プロセスの約70%が営業担当者との直接接触前に行われていると整理している
- 総合型はさらに「一括見積もり・大量比較型」と「高精度・厳選紹介型」に細分化され、目的や状況に応じた使い分けが必要と示されている
WHATWHAT:カオスマップの中身
株式会社プロベルが公開した「ビジネスマッチング カオスマップ(2026年版)」は、総合型・業界特化型・決裁者経営者型・IT特化型・IT/SaaS比較型・共創協業型・公的機関金融機関・M&A事業承継型の全8領域で国内サービスを整理したものである。
BtoB領域の購買プロセスの約7割は営業担当者と直接会う前に完了しつつあり、発注側は生成AIも使って事前に候補企業を絞り込む時代になっているという整理
出典: (プロベル プレスリリース(PR TIMES)に基づくエムズ編集部の要約)
prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000176317.html
この分類が意味するのは、発注側にとっては「一括見積もり型か厳選紹介型か」、受注側にとっては「価格競争になりやすいコンペ型か、審査制で競争が健全な仲介型か」という設計思想の違いを事前に見抜く必要がある、ということである。マッチングサイトは仕組みが似て見えても、誰と誰を、どの精度でつなぐかで成果はまったく変わってくる。
POINTSPOINTS:選定で押さえる3つの視点
カオスマップが示す8領域のうち、企業担当者が判断に迷いやすい3つの軸を整理する。
- 総合型:一括比較か、厳選紹介か:手軽に選択肢を網羅できる一括見積もり・大量比較型と、事前ヒアリングで相見積もりを避ける高精度・厳選紹介型が併存しており、案件の緊急度や機密性で使い分ける発想が必要になる。
- 決裁者・経営者型:商談の質を優先:決裁者同士を直接つなぐ型は審査制で参加者を絞り込むため、価格競争より商談の質・スピードを重視する企業に向いている。
- 業界特化・共創協業型:技術やパートナー探索:製造業の技術マッチングやオープンイノベーション向けの共創協業型は、汎用の発注先探しではなく専門パートナー探索に強みがある。
INSIGHTINSIGHT:自社に置き換えると
カオスマップが伝えているのは、マッチングサイトに「唯一の正解型」は存在しないという当たり前だが見落としがちな事実である。十人十色というが、発注企業の目的(スピード重視か、質重視か)によって選ぶべき型はまったく違ってくるわけです。
この「誰と誰を、どの精度でつなぐか」という設計思想の違いは、エムズが構築した『農機こねくと』にも通じる話である。全国のJAと農家という限定された関係者間で流通をつなぐバックエンドを組んだからこそ、一括比較型では出せない精度と信頼を実現できた事例だ。BtoBマッチングを新規事業として立ち上げる際は、対象業界の関係性の濃さに合わせて「広く浅く比較させるのか」「絞り込んで厳選紹介するのか」を先に決めることが肝心で、この設計判断はマッチングサイト構築×AIで会員設計・マッチングロジックの段階から詰めていく部分であり、実際の構築実績は構築実績でも紹介している。
FAQよくある質問
出典・参考
- プロベル プレスリリース「ビジネスマッチング カオスマップ(2026年版)」を公開(PR TIMES) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000176317.html
※本記事は上記の公開情報をもとに、株式会社エムズ編集部が独自に整理・考察したものです。内容は執筆時点(2026-09-12)の情報です。考察部分は当社の見解であり、特定の製品・導入を推奨するものではありません。
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