
海外では、街の小売店が商品を仕入れる相手を「マーケットプレイスで探す」流れが定着しつつあります。その中心にいるのが米国発のFaire。B2Bの卸取引をまるごとオンラインに載せた会社です。
- 小売店と独立ブランドをつなぐB2B卸マーケットプレイス。80万超の小売店と10万超のブランドが参加し、GMVは約30億ドル規模
- 2026年6月時点で北米外の展開が5年に到達。海外だけで10万超の小売店・5万のブランドが参加し、4社に1社が越境販売
- 評価額は約52億ドル、直近は前年比40%超の成長。B2B取引のデジタル化という大きな流れが背景にある
WHATFaireとは何か
Faireは、雑貨や食品などの独立ブランドと、それを仕入れたい小売店をつなぐB2Bの卸マーケットプレイスです。小売店は少ロットで仕入れやすく、支払いも後払いに対応。ブランド側は新しい販路を一気に広げられる。双方の「面倒」を減らした点が普及の理由ですね。
2026年6月時点で北米以外での展開が5年を迎え、10万を超える小売店と5万のブランドが参加し、4社に1社のブランドが越境販売している、と発表されています。
出典: (Faire公式発表(BusinessWire)にもとづくエムズ編集部の整理)
www.businesswire.com/news/home/20260611115823/en/Faire-Marks
B2Bの取引は、2019年には13%だったデジタル経由の割合が、いまや8割に達したとされます。電話や展示会が主役だった卸の世界が、静かに置き換わっているわけです。
POINTS数字で見る規模
規模感を数字で押さえます。
- 80万店 × 10万ブランド:参加する小売店は80万超、独立ブランドは10万超。年間流通総額(GMV)は約30億ドル規模に達しています。
- 越境がふつうに:北米外の展開が5年を迎え、4社に1社のブランドが国境を越えて販売。マッチングが越境の壁を下げています。
- 評価額52億ドル:評価額は約52億ドル、直近は前年比40%超で成長。B2Bのデジタル化という追い風を受けています。
INSIGHT日本の事業者マッチングへの示唆
Faireの本質は、卸取引の「怖さ」を取り除いたことにあります。少ロット・後払い・返品対応——買い手のリスクを一つずつ潰した。取引のハードルを下げた者が、需要を総取りする。呼び水を用意した者が勝つ、という一挙両得の設計なんですね。
「売り手と買い手の“取引の不安”を仕組みで解消する」——この発想は、日本の事業者間マッチングにもそのまま効きます。エムズが構築した『農機こねくと』も、売り手と買い手の間に安心を挟むことで取引を成立させました。同様のB2Bマッチングはマッチングサイト構築で実装でき、構築実績もご覧いただけます。
FAQよくある質問
出典・参考
- Faire公式発表:北米外5年で小売10万店超(BusinessWire) https://www.businesswire.com/news/home/20260611115823/en/Faire-Marks-Five-Years-of-Growth-Outside-North-America-Over-100000-Retailers-50000-Brands-and-More-Than-One-in-Four-Brands-Now-Selling-Across-Borders
- Faire評価額52億ドル、AI主導の卸へ(CEDCommerce) https://cedcommerce.com/blog/b2b-marketplace-faire-reaches-5-2-billion-valuation-doubles-down-on-ai-led-wholesale-commerce/
※本記事は上記の公開情報をもとに、株式会社エムズ編集部が独自に整理・考察したものです。内容は執筆時点(2026-08-23)の情報です。考察部分は当社の見解であり、特定の製品・導入を推奨するものではありません。
