
清水建設は法人向けAIアシスタント「Lightblue」の全社活用を進め、利用者数が2025年4月の約1,200名から約1年半で8,800名まで拡大し、現場・部門ごとに作られたAIアシスタントは8,000個を超えました。国内の生成AI全社展開として、規模と定着の両方で参考になる事例です。
- 利用者数は2025年4月の約1,200名から6か月で4,700名、1年半で8,800名まで拡大
- 現場や部門ごとに作成・活用されているAIアシスタントは8,000個超に達している
- 生成AI事例共有会を2025年9月と2026年3月の2回開催し、延べ3,000名が視聴して横展開を後押し
WHAT清水建設の生成AI全社展開とは
清水建設は2024年7月に策定した中期DX戦略に基づき、生成AIを業務変革の重要ツールに位置付けています。技術文書の確認や社内ルールの参照、資料作成、問い合わせ対応など、現場の日常業務に即した使い方が広がっているのが特徴です。
清水建設の利用ユーザー数は2025年4月時点の約1,200名から約6か月で4,700名、約1年半で8,800名まで拡大したと発表されている。
出典: (清水建設・Lightblueの発表をもとにエムズ編集部が整理)
prtimes.jp/main/html/rd/p/000000095.000038247.html
伸びの背景には、DX部門が役割をシステム構築からUXの提供へシフトし、経営層から現場まで一貫した推進体制を作った点があります。全社に一律配布して終わりにせず、現場ごとに使い方を作らせ、その事例を横展開する運用に切り替えたことが、8,000個超という作成数につながっているわけです。
POINTS利用拡大を支えた3つのポイント
清水建設の発表内容から、生成AIの全社展開が定着した理由を3つに整理します。
- 現場主導のボトムアップ設計:全社一律の機能配布ではなく、現場や部門が自分たちの業務に合わせてAIアシスタントを作れる設計にしたことで、8,000個超という具体的な作成数が生まれています。
- 事例共有会による横展開:2025年9月と2026年3月に開催された生成AI事例共有会は、延べ3,000名が視聴しました。現場で生まれた好事例を部門を越えて共有する仕掛けが、利用者の裾野拡大を後押ししています。
- 共通基盤としての整備:一部部門や希望者向けのツールという位置づけから、全社が日常業務で使える共通基盤への整備を進めている点も、利用者数の右肩上がりの背景にあります。
INSIGHT自社のAI活用に活かす視点
現場が自分たちの業務に合わせてAIアシスタントを量産し、その事例を共有会で持ち寄って磨き上げていく。まさに切磋琢磨という言葉がしっくりくる進め方で、これが8,800名という利用者数を支えているわけですね。
現場ごとに小さく作って横展開するという清水建設の設計思想は、エムズが提唱する既存ビジネスのAI活用の考え方と重なります。特定の業務課題からAI活用の糸口を作り、効果が見えた部分から社内に広げていく進め方は、AIシステム構築(生成AI活用は小規模20万円台から着手可能)で営業・業務・サイト運用のどこから着手すべきかを整理する際にそのまま使える視点です。実際の構築実績は構築実績にまとめています。
FAQよくある質問
出典・参考
- PR TIMES「清水建設、法人向けAIアシスタント『Lightblue』の利用ユーザー数が約1年半で8,800名に拡大」 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000095.000038247.html
- 日本インタビュ新聞「清水建設、生成AI活用を全社展開、利用者8800名・AIアシスタント8000個超」 https://www.media-ir.com/news/?p=179230
- Lightblue「清水建設が挑む生成AI全社活用プロジェクト」 https://www.lightblue-tech.com/project/shimiz-dx/
※本記事は上記の公開情報をもとに、株式会社エムズ編集部が独自に整理・考察したものです。内容は執筆時点(2026-08-26)の情報です。考察部分は当社の見解であり、特定の製品・導入を推奨するものではありません。
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