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DeNAが障害の「原因不明」を解消。ログ・メトリクス・トレースをAIで束ね、原因特定を2週間から2日へ

📅 2026-07-11 公開🏷️ 運用監視・AI基盤⏱ 約6分
DeNAが障害の「原因不明」を解消。ログ・メトリクス・トレースをAIで束ね、原因特定を2週間から2日へ

ゲーム関連システムを大規模に運用するDeNAが、ログ・メトリクス・トレースを一元的に分析する基盤を整え、複数のコンポーネントにまたがる障害の原因特定を、これまで各担当者が集まって2週間かけていたものから、1人のエンジニアで2日程度にまで縮めたと報じられています。原因はどこかにあるはずなのに、みんなで象の一部だけを触っている——そんな状態を、AIがデータの断片をつなぎ合わせることで解消したわけです。中小企業のシステム運用にも通じる話として読み解きます。

この記事のポイント
  • DeNAがテレメトリ(ログ・メトリクス・トレース)を一元分析する基盤とAIを組み合わせて構築と報道。
  • 複数コンポーネントにまたがる障害の原因特定が、担当者が集まって2週間かかっていたのが1人のエンジニアで2日程度に短縮。
  • カギはAIの賢さより「バラバラなデータをどう一つの場所に集めるか」という基盤設計。

WHATDeNAが挑んだ「原因不明」の障害調査

システムが大きくなるほど、障害が起きたときに厄介なのは「どこが悪いのか、みんなで探し回る」ことです。DeNAが運用するゲーム関連の大規模システムでも、複数のコンポーネントにまたがる不具合が起きると、各担当者が集まって原因を突き止めるのに2週間もかかることがあったといいます。

報道によれば、DeNAはログ・メトリクス・トレースといった運用データを一元的に収集・分析するテレメトリデータ基盤を整備し、AIによる分析と組み合わせることで、複数コンポーネントにまたがる障害の原因特定にかかる時間を、これまで担当者が集まって2週間を要していたところから、1人のエンジニアで2日程度にまで短縮できるようになったとされる。

出典: (@ITの報道にもとづくエムズ編集部の整理)
atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/2607/08/news057.html

ポイントは、AIが原因を「当てずっぽうで」教えてくれるわけではないという点です。バラバラだったログ・メトリクス・トレースを一つの基盤に集め、AIが相関を捉えられる形に整えたからこそ、原因特定が早くなったわけです。

POINTSこの事例から読み取れる3つの勘所

大企業の話に見えて、中小企業のシステム・サイト運用にも共通する示唆が3つあります。

INSIGHT群盲象を評す——データを束ねて全体を見る

群盲象を評す——データを束ねて全体を見る

本質は、AIの賢さそのものより「バラバラなデータをどう一つの場所に集め、つなげて見せるか」という基盤設計にありますね。群盲象を評す、と言いますが、各担当者がログだけ、数値だけ、と象の一部を触っている状態では、いつまで経っても全体像はつかめません。データを束ねて初めて、AIも人も「象の姿」が見えてくるわけです。

この「バラバラな情報を束ねて全体を見せる」という発想は、規模を問わず効くところです。エムズのAIシステム構築では、既存の業務データやログを整理し、AIが判断に使える形に整えるところから設計します。まだ自社のどこにデータが眠っているか把握できていない、という段階でも既存ビジネスのAI活用で課題の洗い出しから伴走可能です。ポータル・マッチングを中心に構築実績1,000件超を積み重ねてきたので、システムの「見えない部分」を可視化する勘所には土地勘があります。

FAQよくある質問

中小企業でもテレメトリ基盤のようなAI運用監視は必要ですか?
大規模な専門基盤までは不要でも、ログや数値をバラバラに放置せず一箇所に集める発想は、規模を問わず有効です。まずは自社のどこにデータが散らばっているかを洗い出すところから始められます。
原因特定を早めるために何から始めればよいですか?
障害や不具合が起きたときに確認している情報(アクセスログ、エラー通知、問い合わせ内容など)を棚卸しし、一箇所で見られる状態に整えることが第一歩です。そのうえでAIによる分析を組み込むと効果が出やすくなります。

出典・参考

  1. @IT「『AI駆動型Q&Aシステム』どう活用?DeNA『2〜3週間で構築』——ただし2つの課題が…解決のカギは『テレメトリデータ基盤』」 https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/2607/08/news057.html
  2. 株式会社Awak「AIニュース速報(2026年7月8〜9日)」 https://awak.co.jp/articles/ai-news-jul-8-9-2026

※本記事は上記の公開情報をもとに、株式会社エムズ編集部が独自に整理・考察したものです。内容は執筆時点(2026-07-11)の情報です。考察部分は当社の見解であり、特定の製品・導入を推奨するものではありません。

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この記事について
執筆

株式会社エムズ 編集部

ポータルサイト・マッチングサイトの構築を専門とするエムズの編集部。1,000件を超える構築・運用支援の現場で得た知見をもとに、Web・システム・AI活用に関する情報をお届けしています。

監修

松浦 代表取締役

Web業界20年。20代で大手システムベンダーのSI管理者として大手・金融系システムを手がける。インターネット創成期からネット事業に移行し、株式会社エムズを設立。1,000件を超えるWeb・システム構築を支援。

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