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ソニー銀行×富士通の生成AI活用事例|勘定系システム開発で工数40%削減した仕組み

📅 2026-09-17 公開🏷️ AI導入・活用事例🏷️ 業務AI・内製⏱ 約7分
ソニー銀行×富士通の生成AI活用事例|勘定系システム開発で工数40%削減した仕組み

ソニー銀行と富士通は2026年9月14日、勘定系システムの実開発に生成AIを本格適用し、基本設計から結合テストまでの工数を40%削減、開発期間を30%短縮したと発表しました。実証実験(PoC)で終わらせず、本番稼働中の基幹システム開発プロセスとして確立している点が今回の事例のポイントです。

この記事のポイント
  • 2025年9月に適用開始、2026年7月時点で工数40%削減・開発期間30%短縮を確認
  • 基本設計の影響調査工数は最大90%減、詳細設計の設計書作成工数は最大40%減、製造工程のソースコード生成率は99%に到達
  • Amazon Bedrock上のClaudeを中核とするAIエージェントが設計書・ソースコード・テスト資産を工程横断で活用、最終判断と品質保証は人が担う体制

ソニー銀行×富士通の取り組みとは

ソニー銀行と富士通は、銀行の基幹業務を支える勘定系システムの開発に生成AIを本格適用したと発表した。富士通のクラウドネイティブな勘定系ソリューション「Fujitsu Core Banking xBank」をAWS上で稼働させ、そこに生成AIを組み合わせた点が特徴になっている。

生成AIを単独の開発支援ツールとしてではなく、設計書・ソースコード・テスト資産を工程横断で活用し開発プロセス全体を変革している

出典: (富士通・ソニー銀行の発表内容に基づくエムズ編集部の整理)
global.fujitsu/ja-JP/pr/news/2026/09/14-01

ポイントは、PoC止まりで終わらせず本番稼働中のシステム開発プロセスとして定着させたことにある。既存の設計書やソースコードという「資産」をAIエージェントに横断的に参照させることで、工程ごとに個別最適化するのではなく開発プロセス全体の効率を底上げしている。

工程別に見る削減効果3つのポイント

発表資料から、工程別の効果を3つに整理する。

国内企業がここから学べること

国内企業がここから学べること

今回の事例の核心は、AIに新しい何かをゼロから作らせたのではなく、既存の設計書・ソースコード・テスト資産という「過去の知見」を生成AIに参照させ、新しい開発の質とスピードに変えた点にある。まさに温故知新という言葉がしっくりくる取り組みですね。資産が整理されているほどAIの効果が出やすいという点も見逃せないわけです。

自社の設計資産・過去の開発ドキュメントをAIに横断的に活用させるという発想は、業種を問わず応用できます。エムズが提供するAIシステム構築業務システム構築は、紙やExcelで属人化しがちな業務フローをクラウド化・AI化する取り組みを一気通貫で支援しており、既存の業務資産を洗い出し生成AIが活用できる形に整える工程は、まさに今回のソニー銀行×富士通の事例と同じ発想で進められます。まずは自社のどの業務が「資産の再利用」で効率化できるかを診断することが第一歩になるわけです。詳しくは既存ビジネスのAI活用構築実績もご覧いただけます。

よくある質問

生成AIを勘定系のような基幹システム開発に使っても安全なのですか?
今回の事例では、生成AIはあくまで設計・コード・テストの生成や提案を担い、最終的な品質保証と判断は人が行う体制を維持したうえで本番システムとして運用されています。
中小企業の業務システム開発でも同様の効果は見込めますか?
設計書やテスト資産がある程度整理されていれば、同じ考え方で生成AIを工程横断的に活用する手法は応用できると考えられます。

出典・参考

  1. 富士通ニュースリリース「ソニー銀行と富士通、勘定系システムの実開発に生成AIを本格適用」 https://global.fujitsu/ja-JP/pr/news/2026/09/14-01
  2. EnterpriseZine「ソニー銀行と富士通、勘定系開発に生成AIを本格適用 工数を40%削減」 https://enterprisezine.jp/news/detail/25073
  3. 日本経済新聞「ソニー銀行、富士通と勘定系システムの実開発に生成AIを本格適用」 https://www.nikkei.com/article/DGXZRSP712547_U6A910C2000000/

※本記事は上記の公開情報をもとに、株式会社エムズ編集部が独自に整理・考察したものです。内容は執筆時点(2026-09-17)の情報です。考察部分は当社の見解であり、特定の製品・導入を推奨するものではありません。

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この記事について
株式会社エムズ執筆

株式会社エムズ 編集部

ポータルサイト・マッチングサイトの構築を専門とするエムズの編集部。1,000件を超える構築・運用支援の現場で得た知見をもとに、Web・システム・AI活用に関する情報をお届けしています。

株式会社エムズ 代表取締役 松浦 聡監修

松浦 聡(まつうら さとし)代表取締役

通信系の一部上場企業を経て、1998年にエムズコンサルティングを創業。2018年に法人化し、株式会社エムズ代表取締役に就任。新規事業開発、ポータル/マッチングサイト、AI活用を専門とし、これまでに1,000件超のWeb・システム構築を支援。

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